血の通わない公園工事

地元、名古屋市中川区では現在、時期を同じくしていくつもの公園で工事光景を目にする。

 

たまたまなのだろうか、それとも予算の使い方の都合で同時期となっているのだろうか。

 

それにしても味気ない遊具が増えたものだ。

昔は公園それぞれに独特な遊具があったりしたものだが、例えば富士山すべり台。

これが名古屋ならではの遊具だと、書店で特集本を見つけて知った。

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富士山すべり台を始めとしたコンクリート(モルタル)遊具は、最近では職人がほとんどいなくなっているらしく、そのために老朽化と共に減少していく一方の様だ。

 

公園にあるコンクリートと言えばボールを当てる壁。

サッカーやテニスの練習での壁打ちに使用するための物だが、これくらいはそんなに難しくなく作れるのではないだろうか。増やしてあげて欲しい。

公園の金網にボールを当てて練習をしている児童を見かけるが、金網ではボールが傷むのだ。

 

以前、少年野球による公園グラウンド占拠問題の記事を書いた「中島中央公園」では、トイレの壁を使って子ども達が壁打ちしているのをよく見かけていた。

しかし、現在はトイレを新しくする工事をしており、見えてきた新しいトイレにはボール当ての出来る壁が無いようなのだ。

 

そうなるとグラウンドを使いたい事が増え、なおさらに少年野球チームの占拠など看過できない。

問題を行政が放っておいていることに、やはり納得がいかない。

中川青葉、野球、評判。名古屋市行政の怠慢

 町内の人達との会話で出てきたのだが、なるほど言われてみればその通りだった。

 名古屋市中川区にある中島学区、中島中央公園という公園のグラウンドが、数年間に渡り一つの団体に当たり前の様に使われ続けている。
それもほぼ全ての土曜日曜祝日の朝から日暮れまで。

中川青葉」という少年野球チームだ。

 ネット掲示板で指摘があったそうでどなたかが役所へ問い合わせたのか、公園内に「土日祝日のスポーツ教室は開催できません。声がうるさい等、周辺の方の迷惑になっています」と市からの張り紙がされた。

声がうるさいとの注意を受けてだろうか、団員の「10時まで声出すなー」との会話を近所の方が聞いたらしいがそれも束の間、数週間後にはもう9時前には声を出させている。どうやら非常識な人物がいると思わざるを得ない。
以前にも直接苦情に行った方もみえたようだが結局はまた近隣への配慮よりも自分らの都合を優先させ声出しは続いていたのだから。

そうした役所からの注意もすぐに反故にした事で子どもらも困惑するのではないのか。

「近所迷惑考えて10時まで声出さないんじゃなかったか?近所迷惑考えなくて良いのか」と。

ああ、どうりで野球出身者や関係者の犯罪率が高いとか陰で聞くがこういうことなのかも知れない。
無料公園グラウンドを悪びれもせずに使い続けているという件も、やはりマナー問題であろう。

今回、それらの話しを聞き自分でもネットを色々と見てみたが、少年野球コーチの人間性に懐疑的な意見も度々目にする。そういう人間ばかりでは無いのだろうが。

 

問題の中川青葉でも、良くない話がある。
休日の朝、中川青葉よりも先に当該の公園グラウンドを使用していたグループで、中川青葉関係者から「お互いのために空けてくれ」旨と脅しにも取れる事を言われたとの証言をされる方もいらっしゃる。
お互いのため?譲らないと何が起こるのでしょうか?
どうりでホームページにも責任者などの所在や連絡先も記されていませんが(2021年1月現在)、もし検索すると何か出てくるのでしょうかね。

まずホームページに責任者などの所在、連絡先を明記し、「地域の皆様へ。私達は10時までは声を出さないつもりでいます。それ以降もなるべく大声は出さない様気をつけるので地区公園使用にご理解下さい」とかマニフェストを掲げるなりしたら近隣住民としても担保も出来て安心もできるのでしょうが、そういった事もない現状のままでは「何なのこの人達」という冷ややかな目で見られ続け針のむしろの様な中での活動となりそう。

 

役所が動いているのにも限らず、土曜休日に無料公園グラウンドを使用し続けているのは恐らくはチームの人間も市民であり、役所としても公園グラウンドの使用制限を無下に出来ないとかの事情があるのかも知れない。

それをいい事に専用練習場かの如く我が物顔か。
制限出来ない役所としては、利用者のマナーに任せるしかなく譲り合いという事だろうが、チームホームページに中島中央公園をホームグラウンドに紹介してある事や、脅しまがいの発言をされた事を合わせて考えれば譲る気など毛頭ない異常な団体と思える。

 

市内の他のチームを調査してみると、ほとんどのチームが有料公園グラウンドや休日の学校などを使用して活動をされている。
そういったチームはホームページに責任者の連絡先等も堂々と明記されており、その人物もJBLAという少年野球を取り仕切る組織に携わった事のある人だったりすることもある。
どうりでやっている事が違う。実に常識的なのだ。

月会費という点でも中川青葉はそういったチームよりも高額。
スポーツ保険や大会参加費、備品費等々を差し引いても他のチームは有料施設を借りて活動しており、中川青葉だけが有料施設が借りられないとは到底思えない。
月会費をどこかへ寄付しているわけでもなく、自分らの活動に使っているハズなのに無料公園グラウンドを使い続け、地域の人間のグラウンドを使う機会を奪い続けている。

 

野球は硬く小さな速い球が飛ぶ競技の性格上、他の競技、球技と一つのグラウンドでの共存が出来ない。
通ってらっしゃるお子さんらに罪は無いのだが、休日にグラウンドを使えない地域の子どもらにも同じく罪は無いのだ。

 

他のブログでおっしゃられていた事だが、これが例え地域の子どもらだけを対象にした完全無料のボランティアであったとしても、一団体が地域の無料公園グラウンドを私物化してほぼ全ての土曜休日に占拠して使い続けるなんてことはあり得ず非常識極まりがない。

なぜ他の多くのチームが無料公園を使わず、有料公園や有料施設を使っているのかを考えてみれば分かる。


また、正式な地域の子ども会イベントでさえ中島中央公園グラウンドは使わない。もしかすると「使わない」ではなくこのチームのせいで「使えない」のであれば本当にとんでもない話だ。地元区会議員などは何をしているのか。

 

 担当部局である名古屋市緑政土木局、中川土木事務所も何に忖度しているのかは知らぬが、せめて週一日にする規定を作るなり工夫をすべきだ、話しが大きくなる前に。情けない。
名古屋ほどの都市で、自分の地元で、こんな既得権問題の様なものがまだある事にも驚きで情けない。

 

●弁護士の見解
https://www.bengo4.com/c_18/b_178185

●JBLAの無料公園使用への見解
https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=http://www5e.biglobe.ne.jp/~suposho/gurandoshiyou.doc&ved=2ahUKEwji4ILIzdftAhUnbN4KHQiMDMUQFjAAegQIAxAC&usg=AOvVaw1jg3YyfmOEIcXu6VyGsHWp

●代議士による口利き疑念

https://www.dailyshincho.jp/article/2020/01101100/?all=1